UXデザインって何?共通するプロセスや具体例について簡単に解説

ITに精通している人には馴染みのある「UXデザイン」という言葉ですが、一般の方にはあまり馴染みはないかと思います。

ここでは、UXデザインとは何かということと、UXデザインのプロセス、UXデザインの具体例について解説をしていきます。

UXデザインとは?

そもそもUXとは、User Experience(ユーザーエクスペリエンス)の略で、ユーザー体験という意味を持ちます。

UXデザインとは、ユーザー体験をデザインする、つまりユーザーが製品やサービスを利用した時に得られる体験を設計するという意味になります。

世の中には、競合した商品やサービスが乱立しています。そういった環境の中で、競合と差別化を図るうえで、顧客体験の設計をする優れたUXデザインが求められています。

UXデザインは、製品やサービスの成功のカギを握っているといっても過言ではありません。

UXデザインに共通するプロセスとは?

UXデザインの基本的なプロセスは大きく分けて「調査」「分析」「プロトタイプの作成」「評価」の4段階あります。それぞれ見ていきましょう。

*調査

ユーザーニーズの調査を行います。データに捉われず、ユーザーの無意識な行動や持っている価値観についてリサーチを行い、時にはインタビューなどを実施して情報を集めることもあります。このプロセスでは、開発者の独りよがりな考えで設計しないようにするために行います。

*分析

調査結果をもとに、ユーザーが求めていることについて分析を行います。カスタマージャーニーマップなどの手法が用いられる場合があります。

*プロトタイプの作成

分析で洗い出せた課題に対して、解決案を模索します。その上で、ユーザーのニーズを最低限満たしたものを決定し、プロトタイプの作成を行います。このプロセスでは、分析段階で浮かび上がったユーザーの一定の行動を一つのシナリオに落とし込んでいきます。

*評価

プロトタイプをもとに、検証を行います。ここではもう一度ユーザー目線に立ち、本当にユーザーが求めているものに到達しているかということも確認していきます。

UXデザインの具体例

*メルカリ

フリマアプリ最大手のメルカリですが、特筆すべきは機械学習によって画像検索ができるようになったこと。探している商品が文字検索だけでなく画像検索ができるようになったことで、ユーザーにとってすぐれた体験が生まれ、アプリ利用者の利便性が向上しています。

まとめ

いかがでしょうか?UXデザインについて理解は深まったでしょうか。UXデザインを考えるうえで、いかにユーザーのことを考えニーズを満たし、優れた顧客体験の創出できるかが成功のカギといえるでしょう。