「デザイナーとして働くには?」主な職種と仕事内容を解説

子供の頃からデザインが好きな人あるいはデザイン系の学校に在学している人は将来的に「デザイナー」の仕事に従事したいと考えている人が多いと思います。

しかしながら一概に「デザイナー」と言っても就職する業界や職種によって仕事内容も千差万別です。

そこでこの記事ではデザイナーの概要と向いている人、主なデザイナーの種類や仕事内容をご説明します。

デザイナーとは?

デザイナーとは一般的に「商品やサービスの形」を創り出す人です。

商品の対象は有形だけで無く無形もありますが、様々な形で表現することがデザイナーの本業になります。

デザイナーは知識やセンスだけに頼るのでは無く、コストや世論の風潮等も考慮した成果物を作り出すことが求められています。

デザイナーに向いている人とは?

デザイナーという職業に向いている人は主に以下3つの気質を持っています。

・コミュニケーション能力の高い人

デザイナーというと美術センスが一番重要に思われ勝ちですが、実は全く違う能力が問われます。

例えば、製品開発のプロダクトデザイナーは一人で仕事をするわけでなく、製品そのものを開発するエンジニアや製品全体を仕切るプロダクトマネージャーと協業しながら一つの製品を作り上げます。

従ってプロダクトデザイナーはコミュニケーション能力が高い人が求められます。

・発想力のある人

例えば製造業のエンジニアは一つの商品を開発すれは良いですが、デザイナーは数種類のデザイン案を用意しなければなりません。従って短時間に幾つものアイデアを生み出す発想力のある人でないと務まりません。

聞き取り能力の高い人

クライアント先からの依頼の場合、抽象的な言葉や文字から形にするのがデザイナーの役割です。

ここで求められる能力はクライアント先の担当者が思い描くことを100%取り出すことです。すなわち、相手が考えていることを聞き取り能力に優れている人がデザイナーに向いていると言って良いでしょう。

デザイナーの種類と仕事内容

次に主なデザイナーの種類と仕事内容を3つご紹介します。

・ウェブデザイナー

ウェブデザイナーはインターネット上に存在するウェブサイトのデザインを担当します。

中身のコンテンツは一緒でもウェブサイトの構成や見せ方のデザインによってユーザーからのアクセス数が増減します。

このため、クライアント先は自社のウェブサイトのアクセス数を稼げるウェブデザイナーを探します。この結果、ウェブデザイナーはデザインだけでなく、構成や見せ方を工夫するなどのトータルの能力が問われます。

・グラフィックデザイナー

グラフィックデザイナーは雑誌やポスター等の広告や商品パッケージの印刷物等のデザインを担当します。

多くのグラフィックデザイナーは企業の宣伝部や広告代理店等に属しています。

・イラストレーター

イラストレーターはクライアント先の要望により、イラストを描くことを担当します。

活動範囲は広く、雑誌や書籍等の紙媒体だけでなく公共交通機関やウェブサイトの宣伝等の電子媒体のイラストも扱っています。

イラストレーターという職種は企業に属する会社員より、フリーランスの方が多い傾向にあります。

まとめ

この記事ではデザイナーの概要と向いている人から主なデザイナーの種類と仕事内容までをご説明してきました。

デザイナーは魅力ある仕事であることは確かですが多くの種類が存在します。従ってデザイナーを目指す人は自己の気質を考えて適切な仕事を見つけましょう。