日本ではスマートフォンのシェア率60%以上を占めるiPhone。スマートフォンの市場では、iPhoneとAndroidが2大巨塔となっていますが、これまでAndroidのスマートフォンを使っていて、iPhoneに乗り換えようかと迷っている方も多いかと思います。
またApple製品が好きな方は、MacやiPad、アップルウォッチなどと組み合わせてiPhoneを利用している方もいるでしょう。
iPhoneとAndroidのスマートフォンでは、操作感や使用感は異なります。
ここでは、iPhoneをあまり使ったことがない方に向けて、2022年5月時点で販売されているiPhoneについてそれぞれの機種別の特徴から、ビジネスシーンで活用できるiPhoneの便利機能について紹介していきます。
●Apple公式サイトで購入できるiPhoneのラインナップは?(2022年5月時点)
Appleが販売しているiPhoneは、廉価なものからハイエンドなものまでさまざまな機種がラインナップされています。iPhoneは基本的な使い方についてはどの機種も共通していますが、カメラの性能や搭載されているチップ性能、画面の大きさなどが機種によって異なります。それぞれの機種の特徴について見ていきましょう。
*iPhone13
iPhone13は2021年9月に発売されたiPhone です。
iPhone13は全機種のiPhone12と比較して、バッテリー持ちがよくなっています。
またチップには、A15 Bionicを搭載し、カメラにおいてはビデオ撮影で映画のようなシーンが撮影できるシネマティックモードが使えるようになっています。
容量は、128GB、256GB、512GBから選択可能です。
ディスプレイサイズは6.1インチとなっています。
現段階でiPhone13は、iPhoneシリーズのなかでも最もベーシックなiPhoneといえるでしょう。
*iPhone13 mini
iPhone13 miniはiPhone13の画面を小さくしたモデルで、5.4インチのディスプレイを搭載しています。
昨今のスマートフォンは、画面サイズの大型化の流れを受けていますが、iPhone13 miniはそれに抗うかたちで、手に収まりやすい小型のスマートフォンを好む人に向けたスマートフォンといえます。
重さも140gととても軽いため、持ち運ぶ際にもかさばりません。
iPhone13と同様、容量は128GB、256GB、512GBから選ぶことができます。
*iPhone13 Pro/Pro MAX
こちらも2021年9月に発売されているiPhoneです。
現在販売されているiPhoneのなかでも最もハイエンドな端末で、最大120HzのPromotion対応のため、ゲームで遅延が起きにくくなり、スクロールがこれまでよりもスムーズになりました。
iPhone13 Proは6.1インチのディプレイを搭載しており、iPhone13 Pro MAXはそれよりも大きい6.7インチの大型ディスプレイを搭載しています。
カメラ性能についても、一眼レフカメラを凌駕するほどの性能をもっており、望遠、超広角、広角の3つの外側カメラを搭載しています。
ハイエンドモデルのため、価格も他のiPhoneと比べて高く設定されています。
価格は度外視で、性能と上質なiPhoneを手にしたいという方におすすめです。
*iPhone12/12 mini
iPhone12は、iPhone13の旧モデルの端末になります。
iPhone13の購入を検討しているけれど価格が高くてためらっている方や、最新のiPhoneに特にこだわりがない方におすすめです。
iPhone12は初めて5Gに対応したiPhoneです。
容量は64GB、128GB、256GBのなかから選ぶことができます。
チップはA14 Bionicを搭載しています。
*iPhone SE(第3世代)
iPhone SE(第3世代)は、2022年3月に発売された最新のiPhoneです。数あるiPhoneのラインナップのなかでも廉価版の端末となります。
これまで紹介した他のiPhoneと異なる点は、画面が4.7インチで、画面の下にホームボタンが搭載されている点です。これは過去に販売されていたiPhone8と同じ設計となっており、現在販売されているiPhoneでホームボタンが存在するモデルはSEのみになります。
チップはiPhone3と同様のA15 Bionicですが、価格は5万円台から購入できるため、かなりコスパの高いiPhoneとなっています。
これまでiPhoneを使ったことがない方にとって、はじめてのiPhoneとしてもおすすめできます。
●iPhoneをビジネスで活用するための便利機能6選
iPhoneをはじめとするスマートフォンは、今となってはビジネスシーンにおいて欠かせないアイテムとなっています。ここでは仕事をするうえで役立つiPhoneの便利機能について解説していきます。
*操作を簡単にキャンセルする
「シェイクで取り消し」という機能を使うと、iPhoneを振れば誤った操作をキャンセルすることができます。
文字入力を間違えてしまった場合や、操作を間違ってしまった場合、iPhoneを振るだけでキャンセルされ元の状態に戻ります。
設定方法は、設定アプリから、一般→アクセシビリティ→タッチ→シェイクで取り消しに進み、オンとオフで切り替えることができます。
*会議や商談の声を録音
iPhoneに標準搭載されているボイスメモアプリを利用すれば、手軽に録音することができます。会議の内容をあとから議事録にまとめる場合や、商談時の内容を後から振り返るために活用することができます。
ボイスメモアプリの操作方法は極めて簡単で、録音ボタンを押すだけで録音がスタートします。録音音声は早送りや巻き戻しもでき、バーをスライドすれば聞きたい場所に飛ばすことができます。
*AR機能を使って計測する
iOS12以上であれば、AR機能を活用して計測アプリが使用できます。
計測アプリを使用することで、ある地点からもう一つの地点までの距離を計測することができたり、計測した結果を写真に残せたりできます。
距離を測る場合はメジャーや定規を使いますが、手元にない場合や計測が難しい場合は、iPhoneで測定できるため非常に便利です。
*電卓機能を拡張する
iPhoneに標準搭載されている電卓アプリは、通常は縦向きで使うことが多いですが、横向きにすること関数電卓へ機能拡張することができます。ルートの計算や関数の計算も機能拡張によって可能となり、仕事柄そのような機能を使って計算をする方は活用頻度の高いアプリとなるでしょう。
また、横向きにすると表示できる桁数も増えるため、桁数の多い計算する人にとっても横向き使用をおすすめできます。
*メモを文字入力以外で残す
iPhoneに搭載されているメモ機能は、そのまま文字を打ち込んで使用することもできますが、文字入力以外の方法もあります。
メモアプリを開き、新規メモの画面でカメラのアイコンをタップすると書類をスキャンという項目が表示されます。
これを使用すれば、iPhoneのカメラで書類をスキャンすることができ、素早くメモに残すことができます。また、マーカーのアイコンをタップすれば手書き入力もできます。
*読み方がわからない漢字を手書きで調べる
ビジネスマンの多くは、特定の専門用語など読み方が難しい漢字に直面するケースが多々あります。読み方がわからなければ、Googleなどで検索することもできません。
そのような場合は、手書き入力をすることで読み方を調べることができます。
設定アプリから、一般→キーボード→キーボード→新しいキーボードを追加→中国語(簡体字)→手書きと進んでいきます。
文字入力画面で地球儀のアイコンをタップすると、手書き画面がでてきます。対応しているのは漢字のみで、ひらがなや英語は入力できません。
●まとめ
ここまで、iPhoneの製品ラインナップについてと、ビジネスシーンで活用できるiPhoneの便利機能について解説してきました。iPhoneは廉価なモデルから高価なモデルまで幅広いラインナップがあり、自身がiPhoneにどこまでの機能を求めるか、またどのサイズ感のものが使いやすいかによって選ぶ端末が決まってきます。
商品の説明やスペックだけ見ても違いがわかりにくいという方は、是非店頭に行って端末に触って確かめてみることをおすすめします。
ビジネスシーンではiPhoneは幅広く活用することができます。アプリなどを新しく入れなくても、もともとiPhoneに標準搭載されているものでも優秀なアプリはたくさんあります。iPhoneをビジネスシーンで存分に活用し、生産性アップや利便性の向上などをはかっていきましょう。
尚、iPhoneは高額なイメージがありますが使い終わった本体を買取りに出せば現金で買い取って貰う事も可能です。iPhoneの買取サービスを賢く利用すれば、お財布にも優しいですね。